防災・減災特集④ 熊本県南部地区会 寺本猪一郎会長

2022.03.30

 3・11から丸11年を迎えようとしているが、自然災害の多い日本で昨夏、静岡県熱海市伊豆山地区で起きた土砂災害も記憶に新しい。2018(平成30)年7月には中国地方中心に西日本が豪雨に見舞われ、同年9月には最大震度7の北海道胆振東部地震が発生。20年には九州地方が豪雨に遭った。熊本地震からは今年で6年。復旧の歩みが遅い地域もあるようだが、各地の郵便局は底力となって地域を支えている。

局長会の連帯の強さ実感

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、全国的に初めての大規模災害となった一昨年7月の熊本豪雨。県南部を中心に記録的な大雨が降り、球磨川や支流が氾濫し、道路の寸断、土砂崩れも多発した。
 建物の天井を超えて水が押し寄せた郵便局もあり、人吉局では1階ロビー、発着場は人の背丈を超える浸水があり、合わせて12局が床上浸水するなど被災し、機器は全滅。地域全体が甚大な被害を受けた球磨川沿いの4局は解体となった。
 当時、ボランティアの受け入れは県内に制限されていたため、県内の局長会と九州支社からも支援体制を組んでいただき、土砂の撤去などに当たった。全国の局長会の皆さまからも物資や義援金をはじめ、有形無形のご支援に力をいただいた。励ましのお電話もうれしかった。改めて局長会の連帯の強さを感じ、ご恩は忘れることができない。
 熊本県は地震や水害など災害が近年頻発している。これまでも基金の募集や物資の備蓄等を推進してきたが、さらに防災意識を強く持ち、地域の皆さまと共に歩んでいきたい。