野田地方創生大臣 地方の規制改革に新たな視点を

2022.07.30

 野田聖子地方創生大臣は6月28日の記者会見で、記者団の「地方創生のための制度改革・規制改革に関するアイデア募集の意義と期待を」との質問に対し、「これまでの国家戦略特区は規制改革ありきで、国際的なビジネス形成や経済の強化が主題だった。それは引き続き捉えながらも、その上に少子化による人口減少が待ったなしで、有事であり、国難であることは先の国会でも多くの議員から発せられた」と報告した。

一人一人の可能性を導き出し、少子化に歯止め

 「今までにない斬新なアイデアを、単にビジネスということより一人一人の可能性を導き出し、結果として少子化に歯止めが掛かり、新しい形で新しい日本をつくって進めるようなストーリ―を今回の地方創生のメンバーはこだわっている。規制改革はいろいろと取り組んできたが、スタートアップの小さなビジネスもさまざまに取り上げていただければとの趣旨」と語った。
 また、「7月1日から31日まで、『青少年の非行・被害防止全国強調月間』を実施する。SNSに起因する被害児童数が高い水準で推移していること等を踏まえ、国、地方公共団体、関係機関、団体等が相互に協力連携しながら諸活動を集中的に実施する」と説明した。