新しい未来へ さらに地域へ 全特札幌総会
「雄大な自然と たくましい開拓精神で 大志を抱き 誇り高く 新しい未来への歩みを進めよう」とのスローガンのもと、全国郵便局長会は5月25日、北海道札幌市の大和ハウスプレミストドームで通常総会(全特札幌総会)を開催した。総会では、コロナ禍が始まった2020(令和2)年5月から激動の5年間、「風通しの良い組織」づくり、各地域を守るための郵政関連法見直し等にも尽力した末武晃前会長から勝又一明新会長(東海地方会会長)にたすきが託され、新体制で出発。勝又新会長は「地域の皆さまから頼られ、信頼される郵便局長になるという基本に立ち返り、しっかり取り組んでいきたい」と決意を表明した。
新体制が始動 末武会長から勝又新会長に
全国各地から約1万人の会員、役員OBや夫人会会員等多くの関係者が札幌に集い合った。土田茂樹副会長の開会宣言により幕を開けた総会では、多くの来賓から人口減少や少子高齢化、デジタル化が急進する時代に人がいる拠点、コミュニティ・ハブとしての郵便局ネットワークの価値や公的な役割への期待、そのための郵政関連法見直し実現への強い意志が共有された。いんどう周作相談役も出席し、郵政事業への熱き思いと力強い支援を訴えた。
役員改選期を迎えた全特札幌総会では、末武会長、土田茂樹副会長、前野耕一理事、細谷勝利監事、棚橋宏倫監事、大﨑隆徳監事が退任。三役の新任には勝又新会長(東海地方会会長)、丸山徹雄新副会長(信越地方会会長)、真鍋俊明新副会長(四国地方会会長)を選出。宮下民也副会長(九州地方会会長)と森山真専務理事は再任された。
理事は太田定良新理事(東京地方会会長)、坪内良樹新理事(東海地方会副会長)、織田恭平新理事(近畿地方会会長)が就任。沼袋浩理事(北海道地方会会長)、三浦寿明理事(東北地方会会長)、黒岩伸一理事(関東地方会会長)、宇野憲二理事(北陸地方会会長)、小倉雄二理事(中国地方会会長)、伊志嶺豊和理事(沖縄地方会会長)は再任された。
監事に新谷真志新監事(北陸地方会理事)、西岡久生新監事(近畿地方会副会長)、大迫雅彦新監事(九州地方会副会長)が選出された。
(上)新任役員の皆さん (下)退任された役員の皆さん
勝又新会長あいさつ
勝又新全特会長
全国郵便局長会の目的である、「会員の団結により、郵政事業及び地域社会の発展に寄与するとともに、会員の勤務条件の向上を図ること」を胸に刻み、しっかりと取り組みたい。
郵政事業を愛する気持ちは誰にも負けないと自負しているが、次の世代につなげるために、私たちが今何をすべきなのかをしっかりと考え、取り組んでいくこととし、少子化、高齢化など大きな変革を迎える社会に合わせ、臆することなく果敢に決断することも必要だと思っている。
わが国の明るい未来に資するために、今、郵便局長ができることは何か。地域の皆さまから頼られ、信頼される郵便局長となるという基本に立ち返り、しっかりと取り組んでいきたい。何卒よろしくお願い申し上げます。
【勝又会長プロフィル(主なもの)】
昭和35年5月13日生まれ
静岡県出身
平成5年6月 郵政省採用
静岡県・裾野岩波郵便局長
平成23年3月 静岡県東駿河地区郵便局長会会長
令和5年3月 東海地方郵便局長会会長
6月 全国郵便局長会理事
令和6年5月 全国郵便局長会副会長
令和7年5月 全国郵便局長会会長
末武全特会長(左) 宮下全特副会長(右)
土田全特副会長(左) 森山全特理事(右)
いんどう全特相談役
沼袋全特理事(北海道地方会会長、右)
傳田彰選挙管理委員長(信越地方会副会長)
森山裕自民党幹事長(左)
山口俊一自民党郵活連会長(右)
松山政司自民党参議院幹事長(左)
斉藤鉄夫公明党代表(右)
柘植芳文参議院議員(全特顧問、左)
長谷川英晴総務大臣政務官(右)
鈴木直道北海道知事(左)
西田実仁公明党幹事長(右)
増田寬也日本郵政社長(左)
石川幸德JP労組中央執行委員長(右)
議長の古谷貴志北海道地方会副会長㊨と副議長の栁田二郎信越地方会理事