輸送コスト上昇で料金改定へ 国際小包やEMS等

2022.04.16

 日本郵便は世界的なコロナまん延による航空輸送量減少に伴う輸送コストの高騰を背景に、EMS特別追加料金を4月以降も延長する。

「クールEMS料金」配達コスト大幅上昇

 6月からはEMSに加えて第3・4地帯における航空扱いの国際小包も特別追加料金を導入。現在取り扱い停止中の米国宛て国際小包は再開要望が多いことから、追加料金適用の形で準備を進めている。配達コストが大幅に上昇した「クールEMS料金」も6月から料金を改定。インドとフランスの取り扱いは廃止する。
 一方、ヨーロッパ宛て国際郵便物について、6月20日からUPU(万国郵便連合)が義務化している「通関電子データ」送信を必須とし、送信がない場合は米国宛と同様に引き受けを停止。解決策として日本郵便の「国際郵便マイページサービス」にアクセスし、住所・氏名・内容品等を打ち込めば通関電子データとして名宛国に送信できる。