かんぽ生命、ファンド運用で意欲

2023.10.30

 かんぽ生命は9月11日、同社がアセットオーナーを務めるファンド「コモンズ・インパクトファンド」の運用開始1年を振り返り、ファンドの方向性やESGの取り組み等について、アセットマネージャーのコモンズ投信の伊井哲朗社長、リディラバの安部敏樹代表と共同記者会見を開いた。

動かないと何も変わらない

 かんぽ生命の春名貴之常務執行役は「社会課題の解決へ、私たち自身が動かないと何も変わらない。たどり着きたい世界を現実のものにするため、より多くの人々に知っていただき、仲間を増やしていきたい」と強調。
 伊井社長は「多くの企業が2030(令和12)年の在りたい姿を決めて、逆算して重要課題を設定している。地方創生や環境等、かんぽ生命らしい未来を決めていただき、応援したい」と述べた。
 安部代表は「社会課題の解決には、企業やマスコミがどれぐらい前向きなのかが大切。民間とソーシャル、パブリックが関わり合いながら取り組んでいきたい」と展望した。