日本防災士会、東京一体の活動へ

2022.02.18

 首都直下地震など大災害が想定される中、一人でも多くの命を守ろうと、日本防災士会(浦野修会長)が、東京支部の新体制への動きを本格化してきた。第一歩として、東京地方郵便局長会(福嶋浩之会長/全特理事/八王子並木町)に協力を仰ぎ、局長防災士と一般防災士の共同参画で〝東京は一つ〟の防災強化策を進めている。1月8日には、防災士会加入の一般防災士50名が参加し、初の懇談会を開催。率直かつ幅広い議論が交わされ、2月11日にはオンラインで東京都23区会員懇談会を開催した。(写真は1月8日。日本防災士会のホームページから転載)

防災士の局長たちが〝核〟に

 一方、延期されている局長防災士との打ち合わせも、オミクロン株の状況を見て早急に開催する予定。防災各課題には女性視点も欠かせない要点のため、内閣府とも頻繁に打ち合わせを進め、内閣府男女共同参画も担当する野田聖子地方創生大臣や、医師で防災士の資格を持つ自見はなこ参議院議員にも協力を依頼し、一層具体的な活動を推進する。

期待高まる局長の防災パワー

 日本防災士会は、都道府県ごとに1支部と決めて取り組んできたが、首都東京はさまざまな状況もあって体制づくりに遅れが出ていた。このため、日本防災士機構と防災士会の共同で活性化・強化策を進めようとし、今般、そのめどが付いた。支部体制が整った段階で近県との連絡協議会を整備していく。
 浦野会長は「東北の災害復興支援に多大な力を発揮していただいた東京地方郵便局長会のパワーが支部の充実、活性化の〝核〟となることを期待したい」と力を込めた。