JP労組、SDGsへ意欲

2023.06.02

 JP労組(石川幸德中央執行委員長)はSDGsの視点を取り入れた地域貢献活動「JP smile プロジェクト」を展開しており、4月21・22の両日には東京ベイ幕張ホールで第5回全国フォーラムを開催した。

第5回全国フォーラム 「郵便局で何ができるか」討議

 4年ぶりに対面で開催されたフォーラムでは、新たにグループワークを取り入れ、「子どもに視点を置いた貢献活動」「過疎地等での生活課題改善」「NPOや社会福祉協議会との連携」等をテーマに活発な意見が交わされた。

 小田原弘中央執行委員は「福祉型労働運動/JP smile プロジェクトは、JP労組運動の柱の一つ。担当者任せでなく、支部全員で取り組んでいく意識を芽生えさせたい」と呼び掛け、松本光二中央副執行委員長は「各支部では防災・減災、SDGsの意識を取り入れて運動を進めてきた。フォーラムをきっかけに、我が地域ならではの新たな取り組みを」と強調した。
 同プロジェクトの立ち上げから携わってきた柴慎一参議院議員は「公的な役割を担っている郵政事業を職場で支えていただき、感謝申し上げたい。私も思い入れがすごくあるこのプロジェクトを、地域の実態に即して活発に展開いただければ」と期待を寄せた。

 パネルディスカッションでは「都市部や過疎地での課題克服」等をテーマに、福祉型労働運動アドバイザーの鹿野和彦氏の進行で、高知県津野町の田中一孝町議会議員、NPO法人子どもの森づくり推進ネットワークの清水英二代表理事、京都北部支部の石倉孝幸副支部長、松本副執行委員長が思いを述べ、「人口減少・高齢化社会だからこそ、郵便局で何ができるかを積極的に考えていくべきだ」との思いを共有した。