かんぽ、「産学連携」に使命感

2023.05.25

 かんぽ生命は4月26日、2023(令和5)年度資産運用計画を発表した。資産運用はインフレ動向、各国の金融政策動向や地政学リスク等含め、市場環境を注視し慎重にリスクテイクを行う方針。また、「ウェルビーイング」「地域と社会の発展」「環境保護への貢献」を重点取り組みテーマとしたESG投融資を推進していく。(年表は、かんぽ生命のESG投資の歩み)

「ウェルビーイング」に重点

 野村裕之運用企画部長は金融と大学との連携について、「社会課題の解決に向けて生命保険会社に求められているのは、科学や技術分野で資金循環を進め、イノベーションや産業の成長に貢献するということ。産学連携に使命感を持って進めていきたい」と意気込みを見せた。
 また、ウェルビーイングについては「我々が重要視する健康、医療、福祉などについて運用を進めることによって、お客さまにも喜んでいただける。保険商品とも合致する健康や医療に重点的に取り組んでいくという意味合いから、ウェルビーイング向上を最初に掲げている」と強調した。