佐賀県鹿島市7局が「回収拠点」に

2022.05.20

 郵便局のフードバンク支援活動が、食品以外にも広がりを見せている。佐賀県南部地区連絡会(法本澄夫統括局長/鳥栖麓)の鹿島市内7局は4月から、食品のほかに学生服や体操服、シューズ、習字用具、絵の具などの提供を受け付ける「回収拠点」として、専用ボックスを設置した。

全国初! 食品に加え制服・学用品も

 提供された真心の品々は同市社会福祉協議会を通して、生活に困っている子育て世帯や必要としている家庭に無償提供する。
 鹿島泉通局の尾崎正見局長が地域の児童委員をしていたことがきっかけで、3月下旬に日本郵便と同市、市社協との三者協定が締結された。①フードバンク②学生服(学用品)③不要物品(バザー用品)3項目での調印は全国初となる。
 尾崎局長は「郵便局が地域のために何ができるかと考え、提案した。子どもたちのサポートにつながれば」と意欲を示している。