土曜休配、速達値下げスタート

2021.10.26

 社員の働き方改革に向けて、改正郵便法に基づく土曜休配が10月2日から始まった。来年1月から平日の翌日配達も段階的に改められる。

荷物に人員、成長分野に照準

 一方、ゆうパック、ゆうパケット、レターパックプラス、速達、レタックス、書留、簡易書留など荷物分野は、土日・休日も配達する。
 改正法に伴い、深夜に行っていた郵便とゆうメールの区分け作業を昼間帯にシフトし、人員を成長分野の荷物などに充てることを含め、年約500億円分の収益を改善。ゆうパック等配達の深刻な人手不足にも対応する。

速達料金は260円に

 普通郵便とゆうメールの送達は、おおむね1日延びる(17時までに投函し、翌日だった全国8割の地域は翌々日等)ことに配慮し、速達料金を290円(250㌘まで)から260円とするなど1割程度値下げした。
 一方、通常、32円の配達日指定料金は、これまで日曜・祝日のみが210円と割高だったが、10月以降は土曜指定も210円となった。