能登復興へ〝500年伝統の塩〟を

2025.07.04

 能登地方に500年以上前から伝わる「揚げ浜式製塩法」で作られた「奥能登揚げ浜塩」と、その塩を使った「能登塩らーめん」等の商品が震災と豪雨を乗り越え、6月2日から能登復興支援チラシに復活し好評販売中だ(北陸支社<加納聡支社長>企画)。

㈱奥能登塩田村・石田社長の想い

 販売元である㈱奥能登塩田村の石田尚史社長は元全特理事(元北陸地方会会長)。被災により塩田が大量の土砂に覆われてしまう中、従業員は半数以下となり、石田社長の自宅も土砂に飲み込まれた。
 石田社長は「塩作りは豪雨の影響で停止していたが、残った従業員と力を合わせ、ボランティアの方々にも協力いただいて泥出しを行い、4月からようやく再開できた。震災当時から、局長会や郵政関係者の皆さまには多大なご支援をいただいて感謝に堪えない。能登が一歩一歩、前に進んでいることのメッセージをお伝えできたら」と想いを語る。