晴れやかに元旦出発式

2024.01.14

 2024(令和6)年の元旦出発式が全国各地で行われた。郵便発祥の地・日本橋局(大竹徹局長)は再開発に伴う移転となるため、最後の式典を地域の方々に見守られる中、日本郵政の増田寬也社長は「全国約2万4000の郵便局ネットワークは私たちにとって、一番大事な財産であり、最大の強みだ。これからも皆さまへの感謝の気持ちを忘れず、グループ全社員が気持ちを一つにして、地域のお客さまを支える存在になることを目指す」と強調した。(写真は中央区太鼓連盟「えちいち会」の和太鼓演奏)

松本総務大臣「郵便局の公的役割拡大」



 松本剛明総務大臣は「しっかりと時代の変化に対応しながら、前に進むことが大事だという意味でも、本日の元旦出発式は特に意味があるもの。改めて、創業の明治4年から150年以上の長きにわたって、国民に郵便サービスを提供し続けてこられた日本郵便、日本郵政グループのご尽力に深く敬意を表したい。郵便局の皆さまには郵便だけでなく、地域に密着した重要な生活インフラとして、公的な使命を担ってきていただいている。マイナンバーカードの普及や高齢者のみまもりサービスの取り組みを行うなど、公的な役割が拡大しており、これからも大いに地域を支えてくださるよう、期待申し上げたい。総務省としても引き続き、日本郵政グループ、郵便局の皆さまが持てる力を最大限発揮できるように、さまざまな施策を講じてまいりたい」と期待を寄せた。千田哲也日本郵便社長、渡辺孝一総務副大臣らが出席した。
 元日の年賀郵便配達物数は7億4300万通(国民1人当たり約6通。対前年比84.2%)で、東京支社(木下範子支社長)が同86.5%と最も健闘した。