「キオスク端末」設置相次ぐ 群馬・青森で自治体から要請

2024.02.23

 自治体の要請でキオスク端末の郵便局設置がじわじわと広がる中、1月15日には群馬県長野原町の応桑局(佐藤英雄局長)、2月1日には青森県中泊町の武田局(長谷川光則局長)・内潟局(中村純一局長)に設置。地域住民から喜びの声が上がっている。(写真は応桑局)

遠くの役場より近くの郵便局


群馬県応桑局で

 マイナンバーカードの申請率は両町とも全国上位だが、キオスク端末設置3局はコンビニが遠方のため、住民たちは公的証明書の申請に苦労していた。
 応桑局では2015(平成27)年から既に住民票の写しと印鑑登録証明書を月10件ほど窓口で交付してきた。佐藤局長は「今後はお客さまが直接端末を操作するため、お声がけをしながらサービスの向上に努めたい」と強調。黒岩伸一関東主幹統括局長は「遠くの役場まで行かなくても身近な郵便局でできる。さらに広げられれば」と意欲を示した。

利便向上へ温かなお声

 中泊町の2局の場合は、申請端末はロビーに、印刷する複合機は窓口内部にあるセパレート型。2局はマイナカードの電子証明書類の発行・更新や暗証番号の初期化も取り扱う。内潟局の中村局長は「局のレイアウトを整理し、研修も行った。お客さまの利便性向上へ積極的に取り組みたい」と思いを語る。
青森での開始式には濱舘豊光中泊町長(中央)らが出席