ゆうちょ銀行 2023年3月期第1四半期決算

2022.09.14

 ゆうちょ銀行の第1四半期決算は減収減益。連結粗利益は3286億円(前年同期比704億円減)を計上した。資金利益は外債投資信託の収益減少を主因に2337億円(同892億円減)となった。

つみたてNISA 18万口座に

 役務取引等利益(以下単体)は372億円(同52億円増)。料金改定の影響等により、為替・決済関連手数料が229億円(同18億円増)、ATM関連手数料が83億円(同31億円増)と増加した。投資信託は販売額が641億円(同188億円増)と増加したものの、デジタルチャネル経由での販売移行で、投資信託関連手数料は30億円(同4億円減)と減少した。
 通帳アプリ登録口座数は6月末時に550万口座(3月末から68万口座増)、つみたてNISA稼働口座数は同じく18万口座(同1万口座増)となった。営業経費は、日本郵便への委託手数料等の減少により、2357億円(前年同期比163億円減)と改善した。
 ゆうちょ銀行は「運用資産残高は231.5兆円で、国債は47.2兆円(20.3%)と減少。外国証券等は76.3兆円(32.9%)で、残高・構成比は過去最高」としている。