つみたてNISA、20代が飛躍

2021.11.30

 若者世代を中心に、つみたてNISAのニーズが急速に高まっている。今年3月から6月の3カ月間で、総数56万355口座が増加(増加率15.5%)。中でも、20代の増加率は21.9%と飛躍的に伸び、次いで30代(同15.9%)、40代(同14.4%)と続く。

iDeCo、1年半で加入者2倍

 投資信託を販売する郵便局が全国で1777局と増加する中、若者世代を軸にしたさらなる市場拡大が期待される。
 また、iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者も増加が著しい。2019(平成31)年3月末時点では、加入者総数が121万37人。1年半後の今年9月末時点では、217万4251人で約1・8倍と2倍に迫る勢いだ。特に、専業主婦(夫)ら第3号加入者の伸びが顕著で、この期間で約2・4倍と群を抜く。
 法改正により、22年5月からは原則65歳になるまで加入が可能となる(これまでは60歳未満)。老後資産の積み増しなど、iDeCoの可能性が大きく広がっている。