ゆうちょ銀行株主総会

2024.07.13

 6月18日に行われたゆうちょ銀行の第18期定時株主総会で、笠間貴之取締役兼代表執行役社長は「邦銀随一のお客さま基盤、本邦最大級の安定的な資金基盤、全国津々浦々のネットワークという当行独自の強みを生かし、リテールビジネス、マーケットビジネス、Σビジネスという三つのビジネス戦略を着実に実行し、企業価値向上と株主還元の充実を進めてまいりたい」と意欲を示した。

郵便局ネットワークが重要な役割

 今年2月には、通帳アプリ登録口座数が中期経営計画の当初目標1000万口座を2年前倒しで突破。2025(令和7)年度末までに1600万口座を目指す。5月に設立した100%子会社ゆうちょキャピタルパートナーズを中核に、Σビジネスをさらに推進していく。
 株主からの「郵便局数の見直しによる経費削減は」との質問に対し、矢野晴巳代表執行役副社長は「郵便局を含めた全国津々浦々の店舗ネットワークは当行の経営戦略遂行にとって大きな強み。中期経営計画の見直しでも、日本郵便とこれまで以上の連携が必要条件だ。郵便局で丁寧に通帳アプリをご案内いただくことによって、通帳アプリの登録口座数を増やし、多様な事業者と通帳アプリで連携してお客さまニーズにお応えするサービスの循環をつくっていく上で、郵便局ネットワークは非常に重要な役割を果たす」と述べた。
 新任を含む取締役14人が選任された。ライブ配信の総視聴数は1099回、同時最高視聴者数は664人。来場株主数は149人だった。