行政事務受託、東北３例目 二戸市で

　郵便局における自治体の行政事務の包括受託が全国で前進している。岩手県の二戸駅前局（安藤健一局長）は２月１日、二戸市（藤原淳市長）の石切所出張所業務を受託し、取り扱いを開始した。東北支社（小野木喜惠子支社長）３例目。戸籍謄抄本など公的証明書交付のほか、国民健康保険や国民年金関係の届出書・申請書の受け付け、県民手帳等の販売・書類の取次事務を取り扱う。

包括連携協定も各地で勢い増す

　包括連携協定も各地で勢いを増している。

　東北支社は１月27日、宮城県登米市と締結。熊谷盛廣市長は「住民サービスの向上に向けて郵便局と連携を図りたい」と期待を寄せ、小野木支社長は「登米市特産品のお米などの販路拡大等に協力していく」と抱負を述べた。


　東海支社（中井克紀支社長）は愛知県蒲郡市、豊川警察署と締結。

　中国支社（茂木孝之支社長）は山口県光市、岡山県の久米南町・勝央町・笠岡市と協定を結び、地域活性化に取り組む。