全国簡易郵便局連合会インタビュー 大垣文誉 青年部長

2023.07.03

 全国簡易郵便局連合会(山口博文会長)の大垣文誉青年部長(高知県・押岡)に、注力している取り組みや課題、簡易局に対する思いなどについて伺った。

若い力を拡大し、地域を元気に

 ――青年部の皆さんの要望事項を取りまとめられたそうですね。 
 大垣青年部長 昨年度に実施したもので、多かった要望の一つは手数料アップだ。特に子育てや介護などを抱える方からは、現在の手数料では厳しいという声が多い。一昨年4月に手数料を改定いただいたが、まだまだ厳しい状況。補助者の確保も難しいため、急を要する時など休みの取得も課題の一つだ。

 ――青年部の受託者を増やすためには。
 大垣青年部長 さまざまな要望を共有しながら議論を深め、働きやすい環境をつくることが重要。他業種の方の参入も促進し、新しい知識で簡易局を活性化させたい。局舎の設置や維持、純資産300万円の確保などのハードルはあるが、若い力で地域が元気になるよう、青年部員の拡大に尽力していきたい。

 ――日々の業務で感じられることは。
 大垣青年部長 IT企業で12年間勤務後、受託者の母から引き継ぎ、2013(平成25)年12月から受託者となった。一緒についてきてくれた妻には感謝している。お客さまから「ここに簡易局があって良かった」と言われることもあり、大変働きがいがある。母の代から続く事故・書類不備ゼロを継続し、地元に貢献していきたい。