インタビュー 戸髙良二 九州地方会副会長
今春、12地方会は新体制のもと出発した。九州地方会(宮下民也会長/熊本西原)を支える戸髙良二副会長(大分下郡)に郵便局の取り組みなどを伺い、地域の信頼を築く努力と風通しの良い組織づくりへの思いなどを伺った。
信頼と団結で未来を開く
――広大な九州は今、何を目指されているのですか。
戸髙副会長 郵便局ネットワークの将来が見通せない今こそ、「明るい未来展望を持とう」との宮下民也会長の思いのもと、九州地方会は地域の諸課題解決に向け日々取り組んでいる。地域のお客さまに信頼される希望ある郵便局づくりに向け、全員が一致団結し、全国の屋台骨、縁の下の力持ちといった存在になることを目指している。
27人の地区会長全員が九特役員を務め、専門委員会をそれぞれ担当しているが、2024(令和6)年度には総合政策を独立させる。副会長を3名体制にし、重要な総合政策・防犯・基本問題にしっかりと対応できるよう、九特会則の改正等々の準備も進めている。
――人材育成は、どのように進められていますか。
戸髙副会長 全特の将来構想PT座長を務める宮下会長は、「未来を考えるミーティング」の九州版の開催を提案し、現在、中堅・若手専門委員会を中心に協議を重ねているところ。末武晃全特会長が目指す〝風通しの良い組織づくり〟に向けて、九州地方会は会員と役員が同一認識のもと、問題点を洗い出し、解決策を協議中だ。
防犯と総合政策の担当理事として、私もこれから全ての地区会の戦略会議を訪問し、地区会や部会の防犯意識の一層の高揚を図りたい。人生100年時代の中で仕事のやり方も変化し、皆、一人でいる時間が多くなった。
大切なことは「小人閑居して不善を為す、至らざる所なし」――。「誰も見ていないところでも自らを律する」ことを意味する漢文だ。地域の方々から信頼される郵便局であり続けるために、皆で共有していきたい言葉だ。