新春所感　かんぽ生命　谷垣邦夫社長

　「令和６年能登半島地震」のお見舞いを申し上げます。昨年はコンサルタント一人一人のスキルを見える化する制度の導入など、営業力の底力をつける取り組みを進めてきた。昨年４月には学資保険「はじめのかんぽ」について、100％を超える戻り率の設定などを改定。一時払終身保険の提供にも取り組み、持続的な成長へ当社の強みを最大限に活用したビジネスモデルに進化させていきたい。

世代をつなぎ、一生涯に寄り添う

　大きな信頼感、安心感を得ている郵便局ブランドによる日本郵政グループ一体でのサービス提供や、2000万件を超える契約を擁する強固な顧客・契約基盤を通し、若年層、青壮年層、中高齢層のお客さまに対して、「世代をつなぐ」、また、無事に満期を迎えられたお客さまの「満期をつなぐ」ことで、お客さまの一生涯に寄り添っていきたい。
　「業界最大級の資産規模」を有する世界有数の機関投資家として安定的な運用収益を確保していくとともに、全てのステークホルダーの皆さまに対する社会的責任を果たす観点から、持続可能な社会の実現と長期的な投資成果の向上を目指し、ESG投資に引き続き取り組んでいく。
　あらゆる世代のお客さまニーズにお応えし、「かんぽ生命に入っていて良かった」と実感いただけるよう、変化に満ちた時代に対応する柔軟さと変わらぬ熱意を持ってまい進する。
　2024年は十干十二支の「甲辰」。「甲」は「命の始まり、物事の始まり」、「辰」は「草木が伸長し、形が整い、活気にあふれる」を意味し、これまでの学びが芽を出し、努力が実を結び、勢いよく成長し、飛躍するような年になるといわれる。本年が皆さまにとって素晴らしい一年となるよう祈念する。