宮城県河北局とイシノマキ・ファームが連携

2022.08.28

 宮城県東部地区連絡会(今野毅統括局長/石巻立町)の河北局(阿部真琴局長)は一般社団法人「イシノマキ・ファーム」と連携し、7月1日から局内ロビーにミニ図書館「つむぎ図書」を設置した。

ミニ図書館「つむぎ図書」設置

 日本郵政からローカル共創イニシアティブの取り組みで今年4月にイシノマキ・ファームへ出向した藤本洋平さんの発案。生産者から譲り受けた絵本や小説、漫画など計150冊が並び、手続きは不要で貸出期間も設けない。併せて麦など食用植物の種が入った瓶を「シードライブラリー(種の図書館)」として展示し、図書館で本を借りるように種を借りて、育てた植物から再び種ができたら返却しようというシステムで、無料で数粒持ち帰れるユニークな取り組みも実施している。
 阿部局長は「反響は大きい。ぜひ多くの人に利用していただきたい」と話す。藤本さんは「郵便局が、地域の人々が集い合うコミュニケーションの場となれば」と期待を込める。