津波で全壊の福島県豊間局が再開

2022.07.01

 東日本大震災の津波で全壊した福島県いわき市の豊間局(遠藤雄三局長)が5月10日、豊間地区の高台の移転先で、11年ぶりとなる営業再開を果たした。

遠藤局長「11年分の恩返しを」

 開局セレモニーで小野木喜恵子東北支社長は「地域コミュニティーづくりに役立ちたい」と抱負を語り、内田広之市長が祝辞を述べた。髙島貞邦主幹統括局長(大玉)、髙橋圭二福島県東部地区連絡会統括局長(鹿島)らがテープカットを行った。
 祖父、父に続き豊間局長となった遠藤局長は「地元の方々にはご不便をお掛けしたが、11年分の恩返しをしていきたい」とあふれる思いを語った。いわき市内で被災した全3局は営業を再開したが、福島県内では17局が一時閉鎖しており、再開が待たれる。
 南関東支社(一木美穂支社長)は5月16日、川崎上小田中局をビーンズ武蔵中原局(風見充彦局長)と改称し、移転・開局した。