目時氏リーダーシップに期待

2021.09.30

 武田良太総務大臣は8月31日の記者会見で、2022(令和4)年度予算案概算要求に関する「防災や災害対応の新規予算が目立つが」との記者団の質問に対し、「熱海市、佐賀県、福岡県の被災地を視察し、被災者を全力で支援する強い決意を新たにした。消防に対する国民の期待に応えなければならない。土石流災害や度重なる大雨を踏まえ、被害を確実に把握できるドローンや急傾斜地などでも迅速に活動できる小型救助車を整備する」と述べた。

武田総務大臣

 先立つ27日の「万国郵便連合(UPU)事務局長に目時氏が当選した要因と今後の国際郵便のルール作りへの期待を」には、「UPUの郵便業務理事会議長を長年務め、実績も認められた目時氏に対する評価が非常に高かった。国を挙げて非常にいいムードで選挙戦を選い抜けたことも勝利に結び付いた。目時氏が掲げた公約が世界から広く評価された。今後、目時氏のリーダーシップの下、公正で開かれたルール作りが一層進んでほしい」と期待を寄せた。
 20日には郵湧新報の「UPU大会合が開幕したが」には「国連の重要な専門機関であるUPUは、越境電子商取引の急拡大を背景に国際郵便に関するルールを定める国連機関として一層重要性が高まっている。日本は理事会の議長を務めるなど行政と外交で豊富な経験を持つ目時氏を擁立したが、さらなるリーダーシップ発揮に向け、引き続き取り組みたい」と語った。
 27日に記者団の「マイナンバーカードの普及戦略を」との質問に「25日時に有効申請受付数が約5105万枚、交付済件数は約4726万枚。22年度末までに全国民に行き渡ることを目指し、テレビCMも開始。10月からの健康保険証の本格運用も見据え、関係省庁と連携し、窓口数増加など市区町村の交付体制充実などで一層普及を図りたい」と意欲を示した。