大雨災害から復旧へ、奮闘続く

2021.10.04

 この夏の大雨災害による被害が相次ぐ中、各地方会では被災した局の復旧や近隣地域の復興ボランティアに奮闘している。

佐賀・北方局開局、秋田で支援

 九州地方会(宮下民也会長/熊本西原)の佐賀県南部地区会(法本澄夫会長/鳥栖麓)は、8月中旬に武雄市などを襲った豪雨によって5局が被災した。
 最も被害の大きかった橘局(野田謙一郎局長)では、窓の隙間から入り込んだ水が1㍍40㌢ほどに達し、局内の機器等は全損。大町局(林尉澄局長)でも45㌢ほどの浸水被害を受けたほか、北方局(中原弘貴局長)、高橋局(橋本英明局長)、六角局(江口安昭局長)も一時閉鎖となった。

 九州支社(豊田康光支社長)が応援体制を敷く中、急ピッチで復旧が進み、北方局が8月27日に再開となった。佐賀県南部地区会の法本会長は「2年前の豪雨よりもさらに厳しい状況だが、一日も早い全局の復旧を目指したい」と力を込める。

 一方、東北地方会(髙島貞邦会長/大玉)の秋田県中部地区会(岡部正彦会長/秋田牛島東)は7月16日、秋田市社会福祉協議会のボランティアセンターの要請を受け、床上浸水した家屋の支援活動に参加。畳や家電、ベッド、食器棚等の運び出しや泥のかき出しなどを行い、住民から感謝の言葉が寄せられた。