〝はちみつカレー〟に行列!?

2024.04.26

 全国初「郵便局発はちみつ入りレトルトカレー」(青葉台小学校はちみつ野菜カレー)が完成し、3月21日、東急・青葉台駅前で同校がプロデュースし、小学生が販売を行った。横浜市東部地区連絡会(村野浩一統括局長)青葉西部会(大日方幸樹部会長/横浜しらとり台)と南関東支社(山田亮太郎支社長)が地域と連携する「青葉台ハニービー・プロジェクト」がさらに進化した。

花と緑の青葉台 食品ロスも解決
「ハニービー・プロジェクト」


 青葉西部会が地域の方々と「青葉台ハニービー・プロジェクト」を設立し、旧集配局の青葉台局(神長義博局長)屋上を活用して養蜂施策をスタートしたのは2021(令和3)年度。「青葉台の街に花と緑を増やしたい」「青葉台局を地域のコミュニティーの拠点に」をコンセプトに、発案者の村野統括局長(写真上)を中心に取り組んだ。
 「セイヨウミツバチ」を飼育してはちみつを採取し、瓶詰や加工品を地元商店と連携し、試行販売を重ねている。

 プロジェクトには地元「青葉台小学校」の児童も参加。村野統括局長は「ある時、子どもたちから『こういうことをやりたいから郵便局のはちみつを分けてほしい』と、食品ロス解決を目指すベンチャー企業『MOTTAINAI BATON』(目取眞興明社長)を教えてもらった。はちみつは結晶化するため、応用が難しいが、カレーに入れるのはグッドアイデアだと思った」と振り返る。

 「MOTTAINAI BATON」はあさりカレー、梅カレー、ズッキーニカレー、おからカレーなど、各地で廃棄処分される食材をおいしくよみがえらせる斬新なビジネスを展開。「メイクマネーサバイブ」に出演し、3000万円出資にも合格した注目企業だ。同社と「青葉台ハニービー・プロジェクト」が連携し、誕生したのが「青葉台小学校はちみつ野菜カレー」となる。

 発売日には、青葉台駅前で4年生全員が順番で販売し、残りは地元商店と郵便局4局で無人販売している。レトルト1個680円だが、おいしさは満点。心こもる価値あるカレーに行列ができていた。50円分はプロジェクトに還元される。