贈る文化を日常に 「SOZO BOX」第1弾は〝本〟

2024.04.11

 リアルとデジタルを掛け合わせ、新たな体験を提供する「みらいの郵便局プロジェクト」による店舗「SOZO BOX」第1弾が「本を贈る」をテーマに2月29日、JR秋葉原駅の高架下にオープンした(3月号に既報)。日本郵政グループとJR東日本の「社会課題に向けた連携強化」の一環。日本郵政とJPデジタルが㈱バリューブックス(清水健介社長)とコラボし、さまざまな形で本を贈る体験価値を生み出すことで、日常的に想いを伝え合う新たな文化創造を目指す。店舗内にはポスト、約150冊の本、選書AI、ラッピングバーやテーブル席等々が装備されている。(写真左から内沼取締役、宇賀さん、飯田CEO)

空間にワクワクが広がるデジタルの仕掛けも


 オープニングトークセッションでJPデジタルの飯田恭久CEOは「日本郵便は日々約3200万カ所に手紙や荷物をお届けする。ここに想いを込めて一手間かける文化創造は大切」と提案。

 フリーアナウンサーの宇賀なつみさんは「贈り物のポイントは重過ぎないこと。私はサプライズになるので何でもない日の友人へのプレゼントを大事にしている」と語った。
 バリューブックスの内沼晋太郎取締役は「絵本、小説、詩集、さまざまなジャンルの本を贈る相手を想いながら見て回るだけでも楽しい」と強調。JPデジタルの引地直樹ジェネラルマネージャー(写真下)は「梱包した贈り本を店舗のポストに投函するとサイネージが動き、空間にワクワクが広がるデジタルインタラクションの仕掛けも楽しんでいただきたい」と説明した。


約150冊から選べる本棚

ラッピングにも想いを