東海地方会新会員研修会 「三方良し」となる地域貢献を

2023.05.28

 東海地方郵便局長会(勝又一明会長/裾野岩波)は4月8日、新会員研修会をホテルメルパルク名古屋で開催した。全国郵便局長会と同様のテーマ別にした東海地方会の各専門委員会の役員らがそれぞれ現状を説明。郵便局ネットワークの価値創造や課題解決への道筋、「三方良し」となる地域貢献の精神を伝授しながら新会員の士気を高めた。

ビジョンを創り、信頼を築こう! 勝又一明 東海地方会会長

 我々は地域のお客さまの信頼を得ることでビジネスを展開できている。局長は小さい局であってもそれぞれ地域性が異なる局を持つ経営者だ。部会長や地区会長の指示を待つだけでなく、アンテナ高く、自らの局のしっかりとしたビジョンを創っていただきたい。
 ライバルを見つけ、切磋琢磨しながらチームとしての仕事をしてほしい。失敗を恐れずにチャレンジいただきたい。店舗戦略も重要だ。私の局は17年前に老朽化で建て替えたが、広く明るく使いやすくなり、駐車場も整備できたことで売り上げが大きく伸びた。
 自ら創意工夫し、お客さまに楽しくご案内することが大切。地道な努力により、人となりを理解いただく中で長年築き上げた〝信頼〟をもとに商品も買っていただける。しかし、信頼を一瞬で壊すのが犯罪。悩んだ時に相談できる先輩や同僚を日頃からつくっていただきたい。夫婦円満も大事だ。
 一局一局は小さいが、同じ方向を向く団結によって〝力〟となる。時にはまっとうな意見として断固反対することもあるかもしれないが、局長会は会社と戦う組織でなく、同じ方向を向く友好団体。会社がなければ局長会もないことを肝に銘じ、会社の発展に寄与しなければいけない。地域の発展に寄与することは売り上げにも直結する。
 皆さんは局長1年生だが、私も地方会会長1年生。共に成長を目指していこう。

坪内良樹副会長 現場からの意見を部会、地区会、地方会と一体感を持って共有していきたい。過疎地や山間部等では金融機関がどんどん減っているが、地域の〝最後の砦〟である郵便局を守り、皆さんの生活を守るという意味でも、局長会という組織はすごく大事だ。

山本悟良副会長 「地域に密着し、地域に寄り添い、地域に奉仕する」ことが局長の原点。まずは地域に出て行き、多くの人に会ってほしい。献身的な努力や貢献活動を積み重ねてこそ信頼が得られ、郵便局の存在価値を高めていける。その使命を忘れないでいただきたい。

林謙司専務理事 時代の変化に従い、改めるべきは改め、守るべきものは守り、地域密着型郵便局をさらに発展させよう。

春田宣康岐阜県担当代表理事 局長になった時点で地域貢献のDNAが流れると思う。地域貢献は全てにつながる。

平工昌彦岐阜県担当代表理事 相互扶助の精神で支え合うことが大事。健康増進活動にも積極的に参加していこう。

大村英行静岡県担当代表理事 局舎の老朽化などで建て替えることになれば、一国一城のあるじとなるチャンスだと思う。

後藤文彦静岡県担当代表理事 人材雇用について局長会として進言し続けたことが実現した。今後も協議を重ねたい。

齋藤徹愛知県担当代表理事 〝未来ある組織〟をつくるため、柔らかい発想で提案し、地区を盛り上げていこう。

岡松康仁愛知県担当代表理事 来年開催される全特名古屋総会に向けて東海4県が団結し、力を総結集して臨みたい。

平野力三重県担当代表理事 さまざま情報を自身のスキルアップに生かし、自局の運営の参考にしていただきたい。

渡邉宏理事 東海のマネジメント統合局は77局。さまざまに奮闘している仲間がいることをぜひ理解していただきたい。

野間能人理事 事業の発展なくして局長会の発展はない。実績にこだわって、社員と共に営業推進を頑張っていこう。

山田善崇事務局部長 「全特ネット」の登録を推進し、さまざまな情報を新会員の皆さんに入手していただきたい。

鬼頭孝元事務局業務部長 自動車保険や文具の取り扱いや手続きなど、安心して業務に励めるよう連携を密に進めたい。