やるぜ!T・K・G? 横東 金融営業で成果

2023.02.18

 投資信託販売で全国屈指の実績を誇る横浜市東部地区連絡会(串田明彦統括局長/横浜池辺)が今年度も金融営業で成果を挙げている。今年度の投信口座開設は1月末時点の実績で2839ポイントと全国1位。推奨のキーワードは「T(投資信託)・K(かんぽ生命)、G(がん保険)」。連絡会内ではTKGを「卵(T)かけ(K)ごはん(G)作戦」と称す。政府が人生100年時代の資産形成を後押しする新NISA制度へと大きく舵を切る動きを前にさらに拍車をかける。

〝つみたてNISA〟で会話のきっかけ作り

 串田統括局長は常日頃から「お客さまとの距離を縮めるには雑談力」と呼び掛けてきた。横東は、来客者に資産運用の〝お声掛け〟に力を入れるとともにリアルな資産運用セミナーも随時開催している。
 横東貯金担当副統括の清水貴雄局長(横浜十日市場)は「例えば、かんぽ商品のご案内もいきなり、ではやりづらい。今、話題の〝つみたてNISA〟というキーワードで会話のきっかけを作り、『お金を育てていきませんか。将来のために資産形成を考えていきませんか』というところから入る。お客さまから『がんになったらどうしよう、入院することになったらどうしよう』というニーズを聞けるチャンスが増える。つみたてNISAをきっかけに話をすればさまざまな金融営業につながりやすい」と話す。

部会ごとの推奨に注力
お声掛けとリアルセミナーで

 日本郵便はここ数年で、販売額推進から積み立て口座開設に推進管理をシフト。高齢者の顧客層から若者中心に話ができる取り組みを展開している。
 そうした中で、横東は今年度、「投信のお声掛けを足掛かりに幅広い世代に接点を作ろう」と、①投信の口座開設②つみたてNISAの周知――に注力。
 口座開設推進率ではなく、開設件数の目標を2022(令和4)年度中に1763ポイントと掲げる中で2500ポイントを突破した。つみたてNISAを始めた実利用での加点含めた口座開設は現段階で全国1位となっている。
 近年、社員のやる気やモチベーションが上がらない中、部会ごとに推進を共創と競争の両輪で進んでいこうと、かんぽ契約は2ポイント、がん保険と投信口座開設は1ポイントとし、投信取扱局は開設だけでなく、積立口座稼働も1ポイント加算。1~30位まで地区連絡会内のランキングを出し、串田統括局長は報労のために直接お年玉プレゼントを持って回った。
 加えて11部会ごとの1~5位計55名に頑張った社員を含めて約100名の激励に、役員局長と部会長中心に全局を回っている。施策の一つ一つが功を奏し、地区全体にさらに勢いが出てきた。
 近年はデジタルのウェブセミナー等を主流とする企業が多い中、横東は〝リアル〟にこだわり、顧客を誘致する会場をコストが極力かからないように単マネ局の会議室や市の施設等でリアルなセミナーを昨秋から本格化。
 11月5日と12日、今年に入り1月5日と14日に開催し、2月は18日と25日、3月は4日と18日に各エリア(部会か行政区)で実施する。
 すでに〝卵かけごはん作戦〟は南関東支社(一木美穂支社長)で横展開されている。