郵便局のAIみまもり じわじわと広がる予感

2022.03.12

 郵便局の「スマートスピーカーを活用するみまもりサービス」が政府のデジタル田園都市国家構想交付金に予算計上され、承認された自治体は約2分の1の補助金がもらえるため、2022(令和4)年度もじわじわと広がっていきそうだ。

高齢層に安心感をもたらす

 20年10月に長野県大鹿村で実証実験を経た信越支社(菊地元支社長)は今年1月、大鹿村で実装をスタートしたが、東北支社(小野木喜惠子支社長)は19年度10月に岩手県遠野市が初の実証実験を行い、21年1月に東海支社(中井克紀支社長)が静岡県袋井市、10月に近畿支社(小方憲治支社長)が兵庫県神河町、11月に中国支社(茂木孝之支社長)が広島県三次市と各地で実証実験が行われてきた。

 タブレットで顔を見ながら家族や自治体、郵便局などと対話ができることが高齢層に安心感をもたらしているようだ。