〝原点〟の郵政記念日式典 日本郵便8名に総務大臣表彰

2022.05.15

 創業の〝原点〟に思いをはせ、郵政事業の発展に貢献してきた方々の功績をたたえる「第89回郵政記念日中央式典」が同記念日の4月20日、東京・帝国ホテルで開催され、金子恭之総務大臣が日本郵便社員8名を表彰し、永年勤続功労表彰を全国9249名の代表が受領した。

増田社長「郵便局核に共創プラットフォーム実現」


 3年ぶりの開催となった式典を祝し、日本郵政の増田寬也社長は「日本郵政グループ最大の資産である郵便局を核に、IT等のテクノロジーも活用し、自治体や企業と連携しながら社会と地域に貢献していきたい。私自身が先頭に立ち、共創プラットフォームとしての郵便局の実現に向けて努力してまいる」と力を込めた。

金子大臣「地域課題解決へ、局が積極的な役割を」


 金子恭之総務大臣は「昨年12月、北海道白老町で郵便局における自治体事務の包括受託について、関係者と車座対話を実施した。自治体と連携した地域住民へのサービスの確保や地域課題の解決など、郵便局が各地で一層積極的な役割を果たせるような取り組みを進めていただきたい」と期待を寄せた。

 赤羽一嘉衆議院総務委員長は「昨年3月、日本郵政、日本郵便、NHKが結んだ防災・減災に関する連携協定は時機にかなったもの。なお一層の尽力をいただきたい」と強調した。

 山内弘隆郵政民営化委員長は「郵便局を通して、ユニバーサルサービスを提供し続けてきた皆さまのご努力には本当に頭が下がる」と感謝を述べた。

 三村明夫日本商工会議所会頭は「地域社会の貢献へ、グループ各社や全国の郵便局と商工会議所の連携をさらに強化していきたい」と意欲を示した。


 櫻田謙悟経済同友会代表幹事は「日本郵政グループにいることの誇りを持って、さらなるイノベーションにチャレンジしていただきたい」と念願した。

 席上、総務大臣表彰を8人が受けた。中川等氏(岩手県盛岡中央局局長)、豊田修一氏(長野県松本南局局長)、北村仁司氏(奈良県黒滝局局長)、与那覇寛信氏(沖縄県下地局局長)、東峰功氏(東京都八王子南局総括課長)、高岡英人氏(徳島県脇町局課長)、藤田紀代美氏(福井県社北局課長)、武内教人氏(愛媛県宇和島局課長)。
 
 永年勤続功労表彰を、東京逓信病院の浅野美由紀副看護部長、岐阜県多治見市之倉局の春田宣康局長(写真はご夫人と共に)、ゆうちょ銀行神奈川県中原店の小松﨑修店長、かんぽ生命東京新契約サービスセンターの北條祐一センター長が代表で受領した。