全国簡易郵便局連合会インタビュー 遠藤成子 女性部長

2023.07.02

 全国簡易郵便局連合会(山口博文会長)の遠藤成子女性部長(岩手県・赤浜)に、注力している取り組みや課題、簡易局に対する思いなどについて伺った。

全国につないで描く「防犯の輪」

 ――女性部としての取り組みや課題について教えてください。 
 遠藤女性部長 長年培ってきた横のつながりを生かし、女性部では防犯の取り組みに力を入れている。「犯罪は絶対にあってはならない」との強い思いを込めて、毎月の「つなげよう防犯の輪めーる」を全国に配信している。
 受託者の高齢化や後継者不足、お客さまの減少等、課題は多い。一時閉鎖局の実態を把握し、後継者育成のための働き方改革等に取り組み、その時々の状況に合った柔軟な対応が必要だと考える。

 ――簡易局への思いをお聞かせください。
 遠藤女性部長 前の受託者の方の事情で閉局となり、地元に郵便局が必要だとのことで地域の方々から推薦をいただき、2007(平成19)年6月に受託した。地域では公民館事業推進委員会、自治会監事のほか、PTA役員や保護司も務めさせていただいている。
 〝地域密着〟が簡易局の魅力。業務以外でもさまざまなお客さまがいらっしゃるが、皆さんの力になれることは何よりもうれしい。地域へのご恩返しだと思っている。東日本大震災の際には、全国の簡易局の皆さまから助けていただき、温かいお言葉をいただいた。感謝の心を大切に前進していきたい。