全国簡易郵便局連合会インタビュー 村瀨秀則理事(香川県・羽床)

2023.03.30

 全国簡易郵便局連合会(山口博文会長)の村瀨秀則理事(香川県・羽床)に、少子高齢化や災害復興など地域課題解決への簡易局の役割などについて伺った。

町議、会社役員経験を簡易局発展に

 ――これまでの経歴を伺い、驚きました。
 村瀨理事 現在、地元の綾川町営コミュニティバスなどを運行している㈲綾南交通の代表役員や㈱村瀬土建の役員、香川県タクシー協同組合理事等を兼務している。
 これまで、日本PTA全国協議会監事を2年、綾川町議会議員を5期20年、議長や監査委員も務めさせていただいた。さまざまな経験を簡易局の発展に生かしたい。

 ――簡易局を受託された思いは。
 村瀨理事 地元の簡易局を運営していたJAが撤退し、直営局長さんから相談を受け、2009(平成21)年から受託した。簡易局がお客さまから常に必要とされ、時代の変化に対応できるように支えていければと思う。

 ――災害支援にも、積極的に取り組まれてきたそうですね。
 村瀨理事 14年の広島市土砂災害、16年の熊本地震、18年の愛媛県大洲市水害など近県で起きた災害にじっとしておられず、急きょ集めた支援物資をトラックで届けた。留守を守ってくれた補助者の方には感謝している。
 「何のために働き、生きるのか。人の役に立つため以外にない」との言葉が好きだ。一人でも多くの方に喜んでいただけるよう、力を尽くしていきたい。