郵便料金改定へ 10月から
2023.05.17
日本郵便は10月から書留や代金引換などの料金を改定する。デジタル化による郵便物減少、燃料費や調達コスト増を受けての収支改善策。一般書留は435円から480円、配達証明料(差出時)は320円から350円など「特殊取扱料」の料金を、おおむね10%引き上げる。簡易書留対応の350円普通切手は9月1日に発行し、同時に旧料金320円普通切手を2カ月間無料で交換する。
書留等や代金引換、国際郵便
一方、ゆうパックのセキュリティサービス(郵便の書留と同様のサービス)は380円を420円、代金引換、一般書留、簡易書留もおおむね10%改定する。
本人限定受け取りゆうパック・ゆうメール、ゆうメール配達証明等は郵便で同様のサービスがあるため廃止。今後、マイナンバーカード交付事務を郵便局で行う場合も本人限定郵便は継続するため、問題は生じない。
国際郵便の書状は定型50㌘までを30円値上げし、国際はがきは70円を100円に改定する。国際eパケット郵便物(書留の航空扱い小型包装物の特別料金)は同等サービスに書留扱い航空包装物があるため、廃止。
国際通常郵便物は各国・地域の地帯区分を国際小包とEMS便に合わせて、4地帯から5地帯に変更。10月からは全ての国際郵便商品の地帯をそろえる。
船便扱い書状と印刷物の最低重量区分を20㌘から25㌘に引き上げる。