離島の「郵便局ミニ図書館」 末武全特会長ら絵本寄贈

2023.05.06

 沖縄支社(金城努支社長)の北大東島局(福地博明局長)内に、子どもたちの豊かな感性を育てようと「郵便局ミニ図書館」が誕生した。「郵政事業有識者懇談会」での意見要望を具現化したもので、全国郵便局長会の末武晃会長と遠藤一朗副会長が先頃視察し、伊志嶺豊和理事(沖縄地方会会長)と共に絵本を寄贈した。

郵政事業有識者懇の意見具現化
沖縄支社・北大東局

 
 北大東島の人口は約500人。島には小・中学校はあるが、高校はないため、沖縄本島まで進学しなければならない。
 沖縄支社と自治体首長や学識者、経営者等が意見交換を重ねる「郵政事業有識者懇談会」で昨年11月15日、沖縄経済同友会の渕辺美紀代表幹事が「離島の児童たちがもっと本に触れ合える機会を作ってあげたい。郵便局が力になってほしい」と提案。意見を受けた県内の局長らが家族や知人から本を集め、北大東局内にほのぼのとする「ミニ図書館」が生まれた。

遠藤全特副会長㊨から贈呈

伊志嶺全特理事㊨から贈呈
 伊志嶺全特理事から話を聞き、感銘を受けた末武会長は『耳なし芳一』の本を、遠藤副会長も『美濃の民話』を贈呈した。福地局長は「お母さん方と一緒に園児や小学校の児童が本を借りに来てくれ、明るくなる」と喜んでいる。