なるほど!郵便局の外国人対応
2025.11.02
日本一の富士山の五合目、標高2305㍍に約8か月間限定で開局している富士山五合目簡易局(流石明典局長)。登山シーズンを終えても多くの観光客が訪れ、その8割以上が外国人だ。丸型ポストは記念撮影スポットとなり、富士山や丸型ポストがデザインされた風景印を求める外国人で、ごった返している。
ジェスチャーも交えて 富士山五合目簡易局
1991(平成3)年に開局し、流石局長の祖父・喜久巳さんが初代局長。翌年には貯金業務が認可され、日本初の「貯金のできる季節局」となった。スイスのユングフラウヨッホ山頂局(3453㍍)と国際山岳郵便局姉妹提携も結んでいる。
流石局長は「英語や中国語を中心に、ジェスチャーも交えて補助者の皆さんと丁寧な対応を心掛けている。風景印は日に数百通になることも。外国人留学生など、ゆうちょ口座を持つ方には記念貯金で富士山スタンプを押印している。フレーム切手や記念切手など、外国人の方にも喜んでいただけるものをそろえていきたい」と語る。コロナ渦では来局者がゼロの日もあったというが、今や世界中の観光客が訪れ。〝富士山郵便局〟の魅力をSNSで発信している。