マイナ電子証明書業務受託の動き活発化

2024.09.26

 マイナンバーカード(以下、マイナカード)の電子証明書の更新時のピークをにらみ、各地の郵便局で関連業務受託の動きが高まっている。(写真は加賀市の山代局でのマイナ関連業務の模様)

北陸・加賀市×3局、中国・津山市×1局

 北陸支社(加納聡支社長)は石川県加賀市から山中・山代・橋立の3局で、中国支社(砂孝治支社長)は岡山県津山市からそれぞれ委託を受け、イオンモール津山内局で9月2日、マイナカード電子証明書の発行・更新、暗証番号初期化業務を開始した。
郵便局の同関連業務受託は19自治体、51局まで広がった。
 加賀市は2019(令和元)年にマイナカード作成した市民にクオカード5000円分を贈るキャンペーンにより、カード交付率は全国1~2位。電子証明書は5年ごとの更新が必須のため、今年と来年はピーク年となる。
 市は19年10月に橋立出張所を閉鎖し、橋立局での包括受託を開始。20年11月には山中局の空きスペースに市の山中温泉支所が丸ごと入った。
 21年6月に山代・片山津・動橋出張所を閉鎖し、山代・山代桔梗ケ丘・片山津・動橋の4局、22年6月に山中でも開始し、計6局で包括事務を受託している。
 今回、北陸支社初の電子証明書関連業務受託は3局で開始した後、今後の展開についても活動していく予定だ。市の包括事務受託を精力的に進めているのは加賀南部地区連絡会(新谷真志統括局長/川北)加賀江沼部会(杉本博昭部会長/勅使)。
 中川局長(地公体担当/動橋)は「包括受託の段階からマイナカード電子証明書の事務受託もにらみ、準備を進めてきた」と話している。