〝健康〟ど真ん中協定!小金井市や千代田区と
東京支社(高橋文昭支社長)が勢いをもって自治体との包括連携協定を進め、新たに「健康」をテーマとする動きが目立っている。8月21日の千代田区との包括連携では、全国で初めて東京逓信病院との連携が盛り込まれた。日本郵政グループと逓信病院との連携は長谷川英晴参議院議員も必要性を指摘してきた。先立つ6日に締結した小金井市との包括連携9項目の筆頭にも「健康増進・スポーツ振興」が掲げられた。
逓信病院連携は全国初 東京支社・日本郵政G
千代田区との協定締結式には日本郵政の櫻井誠常務執行役(スポーツ・不動産担当)が出席し、逓信病院との初連携や、日本郵政とももクロがコラボするMEKIMEKI体操をアピール。
小金井市との締結式には日本郵政スポーツ&コミュニケーション部の篠原勝則統括指導役が出席し、女子陸上部の鈴木亜由子選手の地元、愛知県豊橋市の一部小学校が授業や運動会にMEKIMEKI体操を取り入れたことを紹介した。
MEKIMEKI体操、教育誌や授業に
インスタ情報によると、来春発行される大修館書店「体育と保健のひろば」でMEKIMEKI体操を掲載予定。女子陸上部は9月2日にも北海道の士別南小学校の陸上教室で、児童らにMEKIMEKI体操を伝授した。
住民の健康増進に郵便局が貢献
自治体と医療との新たな3者連携
8月6日の小金井市との締結式で白井亨市長は「協定を機に市内9局に〝涼み処〟を設置いただく。官民で共創し、地域課題解決と地域活性化に結び付けたい」と喜びを見せた。
東京都多摩北部地区連絡会の須田敬造統括局長(東村山青葉)は「健康増進、スポーツ振興等、双方の資源を生かし、空き家調査や局ロビー活用も市民の方々が安心して暮らす提案させていただきたい」と語った。篠原統括指導役は「MEKIMEKI体操は学校事業に取り入れた事例も出てきている。ぜひご説明に上がらせていただきたい」と意欲を示した。
21日の千代田区との締結式で樋口高顕区長は「櫻井常務から東京逓信病院と連携し、健康増進につなげたいとの提案を検討し、実現した。まずは3者の資源を活用し、医療食による『健康づくり研修会』」を実施する」と説明。櫻井常務は「千代田区はグループ本社が所在するホームタウン。ご恩返しのためにもMEKIMEKI体操のご紹介に喜んではせ参じたい」と思いを述べた。
東京都中央地区連絡会の片岡常浩統括局長(中央勝どき)は「区内332本の郵便ポストの防災ステッカー貼付も意義深い。地域に寄り添い、まちを創ることは郵便局の使命」と強調した。同連携にも〝ひと涼みスポット〟も盛り込まれた。