野田聖子地方創生大臣 記者会見

2021.12.23

 野田聖子地方創生大臣は12月3日の記者会見で、記者団の「今週行かれた埼玉と長崎の視察の成果を」との質問に対し、「両県共通すると実感したことは、女性が守られることで子どもが育まれる。子どもを地域で支えていく少子化問題の解決は地方創生そのもの」と指摘した。

〝小さな拠点〟にもっと郵便局を

 郵湧新報の「地方創生に向けて内閣府が進める〝小さな拠点〟づくりにどのような主体が一層関わるべきか」には「人口減少に伴い、地方で顕著なことは大手金融機関等の支店の撤退。郵便局は法律に基づき、そこに住む人の最後のライフラインとしての理念があった。しかし、せっかく法律でネットワークが守られている割には『地域・地方の拠点』として話題に出てこない。何かじくじたる思いもある」と強調。
 「地方は満遍なく人が減るのでなく仕事をする現役世代の割合が減っていく。カバーは市町村役場だけではできない。高齢者の方々が役場まで行けなくなる時、地域の〝小さな拠点〟といわれる郵便局などが代替できると良い。子どもの居場所づくりもすでにある郵便局が良い形で行政と関わり、貢献できれば、と思う。日本経済を取り戻すには、地方の人口を安定させる協力が将来利益につながるという新しい流れを作っていたただきたい」と願いを込めた。