新春所感 全国簡易郵便局連合会 柳澤秀全会長

2022.01.16

 皆さまにはご健勝にて、新しい希望に満ちた新年をお迎えのこととお喜び申し上げたい。

地域のセーフティーネットに

 昨年を振り返ると、一昨年から猛威を振るっていた新型コロナウイルス感染症拡大により経済活動も大きな影響を受け、国民生活全体が我慢を強いられる状況が多くあったと思われる。
 しかし、一昨年から1年延期された東京オリンピック・パラリンピックが無観客開催とはいえ、無事に開催され、国民の皆さまに感動を与えてくれたことで、暗い・辛いばかりの一年にならず、明るい出来事もある一年となった。
 日本郵便においては、昨年10月より郵便サービスの土曜日休配など一部に変更があり、ゆうちょ銀行においても本年1月から手数料の新設・改定など、お客さまの理解を得つつ踏み出すしかないと感じている。
 全簡連・全簡協の活動においても、昨年は新型コロナウイルスの感染症拡大により会議等がかなり制限されてしまったが、寅年の今年は、虎皮羊質(外見は立派であるけれども、中身が伴っていないこと)とならぬよう、JPグループの一員としてお客さまにユニバーサルサービスを提供し続け、「地域のため、お客さまのため」の簡易郵便局であることを徹底し、地域のセーフティーネットとしての役割を果たしていきたい。
 皆さまにとって、この新たな年がより良き年でありますようお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただく。