インタビュー　東北地方会　大沼芳則副会長

　東北地方会（三浦寿明全特理事／仙台岡田）の大沼芳則副会長（宮城県南部地区会／柴田）に新任の決意などをお聞きした

希望を持って〝東北を元気に〟

　――ご就任の抱負をお願いいたします。
　大沼副会長　30年ぶりにデフレから脱却する今年は大きなチャンス。ターニングポイントの年ともいえる。東北は局長会も会社も一体となって〝東北を元気にしよう〟と業績向上にも努めてきた。
　先日は、宮城県柴田町でカーネーションゆうパックの出発式が行われ、箱のリユースを推奨する全国初の取り組みを開始した。ゆうパック拡大につながり、SDGsにも貢献できる。
　東北は全市町村と包括連携協定を締結し、多くの自治体からさまざまなオファーをいただく。それは日頃から、会員の方々が各地域で地域貢献と地方創生に一生懸命に取り組み、信頼を築いてきた証しだ。自治体だけではできないことも、局長会の組織力でカバーできる。

　――地元企業との連携施策も活発ですね。
　大沼副会長　宮城県岩沼市にある株式会社にしき食品のレトルトカレーを昨年10月から東北約1900局の全窓口で店頭販売し、大好評だ。この６月からは四国への展開も予定している。同社の広告付き年賀はがきは50万枚も発行いただいた。
　東北はコンビニがない市町村も多く、地域にくまなく存在する郵便局は、なくてはならない拠点。地元企業も生産者の方々も、皆がウィンウィンとなる取り組みを東北から全国に発信していきたい。
　局周を歩き、現場の声に耳を傾ければ、アイデアはいくらでも湧いてくる。
　私は空手をやっていたこともあり、座右の銘は「先見の明」。将来を見通し、会員の皆さんが希望と誇りを持って業務にも地域貢献にも励めるよう、力を尽くしていきたい。