駅と一体 「安房勝山駅郵便局」が来夏誕生

2023.06.09

 日本郵便とJR東日本千葉支社は5月10日、JR内房線の安房勝山駅敷地内に「安房勝山駅郵便局(仮称)」を2024(令和6)年夏頃に開局し、駅窓口業務を受託すると発表した。精算業務や列車の発車時刻・運賃の案内業務、Suicaのチャージなどを取り扱う。

求められる地域交通インフラ維持

 同線の江見駅局(若月功一局長)から始まった〝駅と一体型郵便局〟は、長野県のしなの鉄道でも大屋駅前局(仮称)で23年度下期に始まる予定。安房勝山駅局はそれに続く見通しだ。
 人口減少に伴い、各地の鉄道事業は厳しい打撃を受けている。鉄道事業単体では難しい業務を地元郵便局が連携し、地域インフラを維持しながら地域活性化する形が一層、求められている。

 山形鉄道は全線開通100周年を記念し、郵便局とのタイアップ事業を今年4月から12月末まで展開。「100周年ロゴマーク」を沿線の局や各駅のポスト、長井局の配達車両やバイクに貼付し、PRしている。
 各局の風景印を収集しながら地域の魅力に触れる「フラワー長井線沿線風景印めぐり」を12月29日まで開催中。参加者には乗車記念切符をモチーフにしたフレーム切手をプレゼントするなど、好評を博している。