多治見で「くまのがっこう」特殊切手贈呈式

　大人気の絵本シリーズ『くまのがっこう』の特殊切手「絵本の世界シリーズ 第６集」贈呈式とラッピングポスト除幕式が12月５日、作家あだちなみさんの出身地の岐阜県多治見市で開催された。自分の作品が切手になるのはあだちさんの夢だった。

あだちさんの夢「切手をつくること」がかなう

　中井克紀東海支社長は「多治見市出身であるあだちさんの絵で温かさを感じてもらいたい。また、記念ポストも設置させていただいたので、ぜひご覧いただき、多治見市を盛り上げていきたい」と述べ、古川雅典市長は「あだち先生の夢であった『切手をつくること』がかなって良かった。市としてもうれしい」と謝意を述べた。東美濃地区連絡会の春田宣康統括局長（多治見市之倉）らが出席した。
　12月6日にはあだちさんの出身校である、多治見小泉小学校において、手紙の書き方教室及び手紙の差出体験を実施した。コロナ禍で学校行事等を十分に行えない中、イベントで児童たちに明るい笑顔が戻った。
　特殊切手は全国の全郵便局や「郵便局のネットショップ」等で１シート84円×10枚の840円で販売している。また、「くまのがっこう」をデザインしたお手紙セット、通帳ケース、ミニエコバック、ぬいぐるみ等郵便局限定商品を多治見局、多治見駅前局および「郵便局のネットショップ」で販売した。
　また、多治見小泉小学校最寄りの多治見小泉局では、出身校と「くまのがっこう」主人公のジャッキーをモチーフにした風景印が新規作成され、12月6日から押印を開始した。