東京初の「+エコ郵便局」誕生 八王子の中山間地に 上恩方局
2025.04.27
木材を社会の好循環に乗せて雇用を創出し、地域の人口増等を目指すCLT(強度が強く環境に優しい木材)活用の動きが高まる中、東京支社(高橋文昭支社長)は3月17日、CLTで造られた上恩方局(山元光浩局長)を移転・開局した。都内初となる「+エコ郵便局」誕生セレモニーには高橋支社長も駆け付け、多摩南部地区連絡会(髙橋良樹統括局長/八王子明神町)が来賓と共に喜びを分かち合った。
〝また行きたい〟局を 高橋支社長
皆で新局支援に集結 多摩南部地区
セレモニーで高橋支社長は「もともとの上恩方局は1938(昭和13)年から87年もの歴史を刻む風格ある素晴らしい局舎だった。老朽化で、やむを得ず移転となったが、令和時代にふさわしいカーボンニュートラルを目指す新しい郵便局ネットワーク『+エコ郵便局』としてよみがえった。〝また行きたい〟と思っていただける接客と質の良いサービス提供を願いたい」と励ました。
多摩南部地区連絡会の髙橋統括局長(八王子明神町)は「上恩方局は戦前から地域の方々になくてはならない金融機関として営業を継続してこられた。移転し、新たなスタートを切るが、使命に何ら変わりはない。連絡会の他105局の局長と社員も上恩方局のためにそれぞれ力を発揮していきたい」と強調。
上恩方局の山元局長は「より一層地域に密着した郵便局となれるよう、社員一丸となって一生懸命取り組みたい」と朗らかに決意を表明した。
上恩方局は東京といえども周辺は中山間地。近隣にスーパーやコンビニ等はなく、目の前にあるバス停には1時間に1本程度しかバスは通らない中、CLTの新局は外から見てもぬくもりを醸し出していた。