局舎建築も手がけ、町長も視察 群馬・伊参簡易局 筑井諭局長

2025.03.29

 50歳を機に、昨年5月に群馬県中之条町の伊参簡易局長に就任した筑井諭さん。「地域の皆さんに気軽にふらっと立ち寄ってもらえるような身近な郵便局にしたい」と意欲満々だ。

「人とつながる仕事にやりがい」

 同局は2019(平成31)年3月から一時閉鎖されていたが、筑井局長が駐在所の隣に建物を新築。施工業者と共に建築も手がけ、カウンターを低めに設計するなど利用しやすい造りとなっており、地域住民から喜びの声が上がっている。
 埼玉県内に住んでいる筑井局長は、ネットで簡易局の求人情報を見つけて応募した。ご家族の応援も受け、看板は書道家の娘さんが墨痕鮮やかにしたためた。
 片道75㌔㍍を車で通い、お客さまと心を通わせる日々は充実感にあふれていると語る筑井局長は「人とつながる仕事なので大変やりがいがある。1月には外丸茂樹町長が局に来てくださった。まだ分からないことも多いが、先輩の局長の皆さんに力をお借りしながら頑張っていきたい」と意気込む。