フードバンク支援、真心込めて 北海道北後志地区夫人会

2024.10.01

 北海道北後志地区郵便局長夫人会(工藤倫子会長)は7月31日、今年初めてボランティア活動の一環として北海道済生会で運営している「済生会Food Bank」事業へ、会内会員から家庭で余っている食品を集め、寄贈を実施した。

段ボール4箱分の食品等寄贈

 フードバンクとは、安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で、流通に出すことができない商品や家庭で消費予定のない食品を企業・個人などから寄贈いただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動。
 今年、会長に就任した工藤会長は地域のためになる新たなボランティア活動を模索。会員の職場で生活困窮世帯や母子家庭へフードバンクを通じて食料支援を実施しているとの情報から、このたびの支援へとなった。

 北海道済生会みどりの里(児童福祉・障害児入所施設)において贈呈式が開催され、北後志地区郵便局長夫人会から工藤倫子会長、工藤美奈副会長、竹森真由美副会長の3名が出席。北海道済生会からはソーシャルインクルージョン推進室の清水雅成室長、土谷浩大氏が出席した。
 全会員からから集めた食品58種類、その他22種類、段ボール4箱分となり、清水推進室長は「年間を通じて食料支援は不足している。このようにたくさん支援していただけるのは非常にありがたい。まだまだフードバンクの存在を知らない企業も多く事業の継続性は課題となっている。今後とも継続してご支援をお願いしたい」と述べた。
 工藤夫人会長は「このように各会員から集めた食料品が支援を必要とされる方々のお役に立つことができて非常にうれしい。こんなに喜んでいただけるのなら継続して実施していきたい」と述べた。