補助者10局の経験生かし憩いの場に 富山県水島簡易局 森局長

2024.10.01

 富山県小矢部市の水島簡易局の森美沙子局長は昨年6月1日に就任し、約1年が過ぎた。受託前までの約3年間は、県西部の簡易局10局で補助者を務めてきた。「夫の両親が簡易局を営んでいたこともあり、他の局長さんから水島でやってみないかとお声がけをいただいた時、〝よし、挑戦してみよう〟と決意した」と原点を明かす。

身近な簡易局として皆さんのお力に

 同局は祖父の実家にも近く、かつては商店街があって活気のある地域だったが、過疎化が進んで店舗の撤退が相次いだ。それ故に、地元住民の方から郵便局への期待は大きい。
 森局長は「最初は初めて会う方ばかりで不安も多かったが、顔を覚え、会話を心がける中で親しんでいただき、今では来局されると1時間ぐらい楽しくお話をされるお客さまもいる。切手などを買われる方が減り、ゆうちょの通帳を持っていない方も多いが、身近な簡易局として皆さんのお力になり、憩いの場となれば」とほほ笑む。