能登復興基金設置を検討 松本総務大臣

2024.04.30

 松本剛明総務大臣は4月2日の記者会見で、記者団からの「能登半島地震における緊急消防援助隊の対応と復興基金の額や設置時期の見通しは」との質問に対し、「緊急消防援助隊全体として、他地域を拠点に輪島市、珠洲市も含め最前線の現場に入ったのは約2000人のうち、おおむね1800人が72時間以内に到着し、1割ほどは交代要員等で活動した。これまでの教訓をもとに活動を進めてくれているが、能登地震で新たな課題も発生している。検証し、必要なことを進めていきたい」と答えた。

国による支援策をスピード感持って

 また「復興基金は大きな災害が発生して、復興に相当な期間が要すると見込まれ、各年度措置での対応が難しい場合に個別の国庫補助を補って、隙間事業の例外措置として実施してきた。国による支援策をスピード感を持って充実させることに力を注いでいるが、被災地の状況等を踏まえて復興基金設置の取り組みを進めたい。基金額や設置時期は適切に判断したい」と語った。