小児がん支援「アフラックペアレンツハウス」

2023.11.13

 小児がんなど難病の子どもとその家族の総合支援センター「アフラックペアレンツハウス」が2001(平成13)年の東京・亀戸開業以来、浅草橋、大阪の3棟合計利用者が今年3月までに15万人を突破した。10月16日には亀戸ハウスが関係者に公開された。(写真はプレイルーム)

15万人超利用、奨学金募集も開始


 8階建ての4~6階に和・洋宿泊室があり、明るいプレイルームやキッチン、ダイニング、ランドリー、学習室。図書室などのほか、セミナールーム等も配置。四季の花をテーマにした壁紙や家具が配置され、温かみのある空間となっている。3棟の運営費は主に寄付金によって賄われ、宿泊費は1泊1000円。患児と未就学のきょうだいは無料。

 同施設を運営する公益財団法人がんの子どもを守る会の中島晶子ハウスマネージャーは「長期間滞在される方も多く、相談や交流、ボランティアによる支援活動の場ともなっている」と説明。
 アフラック社会公共活動推進室の伊藤春香室長は「高校生対象の小児がん経験者・がん遺児奨学金は累計3483人以上を支援し、11月から新規募集を開始する」と、さらなる社会貢献への意欲を示した。