かんぽ生命第1四半期決算、減収増益

2023.10.07

 かんぽ生命の第1四半期決算は減収増益。新契約年換算保険料は個人保険が230億円(前年同期比64億円増)、第三分野は25億円(同12億円増)と増加し、回復基調が続く。連結経常利益は432億円(同297億円増)を計上した。

新契約の回復基調続く

 個人保険の保有契約年換算保険料は3兆1482億円(前期末比694億円減)、第三分野は5852億円(同78億円減)とそれぞれ減少。EV(エンベディッド・バリュー)は国内株価上昇による保有国内株式の含み益の増加等により、3兆6523億円(同1884億円増)と増加した。
 かんぽ生命は「保険金支払が減少した一方、保有契約の減少や順ざやの減少で基礎利益が減少したが、キャピタル損益の改善により、連結経常利益は前年同期比で297億円の増加となった」との見解を示している。