盛り上がる観光客増作戦 郵便局×自治体等

2023.11.08

 郵便局と自治体等が連携した観光施策が盛り上がりを見せてきた。神奈川県小田原市内25局は人気アニメ「機動戦士ガンダム」プロジェクトを展開。岡山県内約50局は県産のり「烏城ブラック」の限定販売など、各地で観光客増に一役買っている。

神奈川県西部 ガンダムプロジェクト

 小田原はガンダムの生みの親、富野由悠季監督の出身地。幼い頃からのファンでもある神奈川県西部地区連絡会(石井浩之統括局長/平塚横内)の川瀬潤副統括局長(酒匂)は、市観光協会等と連携して施策を進めてきた。

 
 川瀬副統括局長は「版権の問題などハードルは高かったが、フレーム切手を限定販売し、オリジナル絵はがきを地元商店街で配布。市内単マネ2局での小型印の使用も実現できた。これまで、小田原にはガンダムのマンホールや階段アートが設置されていたが、さらに観光振興に寄与できれば」と意欲満々だ。

岡山備前西部 「烏城ブラック」のり


 岡山県備前西部地区連絡会(野村和正統括局長/岡山津島)は県漁業協同組合連合会(井本瀧雄代表理事会長)と連携し、「烏城ブラック」を6月から販売。「岡山のり」は100年を超える伝統を誇る一方で、認知度が低い現状があった。
 ネーミングの「烏城」は日本100名城である岡山城の別名。試食した大森雅夫岡山市長は「岡山城に多くの人が訪れることも期待したい」と喜んだ。
 野村統括局長は「販路とPRに悩まれていた魚連様の力になればと販売を始めた。我が地区では休耕地を利用した山椒栽培も進めており、のりとコラボした県産商品の開発も進行中。愛する地域の名産を再発見し、発信していきたい」と力を込める。